第2話 俺達と入学

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教室中の生徒達の注目が集まってる気がする。 皆、そんなに気になるのかなぁ。 あ「うん、そ…」 い「付き合ってるから。あーは誰にも渡さねぇ。」 俺の言葉を遮って周囲を睨むいちじ。 ちょっとねぇ…? あ「いーちーじくーん。」 い「あ。やべ。すまねぇあーだだだだだ!」 俺は隣に座り焦るいちじの頬を 思いっきりつまんで引っ張った。 あ「さんっざん、俺が喋ってるの邪魔しないで って言ったのにまぁーだ言うことわかんないの?」 い「ふまへぇ。ふぁー。ほめふっへ。」 ちょっと涙目になるいちじを見て クラスメイト数人が色めき立つ。 ………なんかやだ。 あ「仕方ないから許すけど、後でアイス奢ってね。」 い「喜んで、お姫様。」 あ「ぶん殴るよ?」 い「すまん。」 いちじ、俺が妬いたの気づいて調子のったな。
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