第1話 俺達と出会い

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その翌日。 いちじ が俺の前にやって来た。 い「その本、おもしれぇーか?」 あ「おはよう。話しかける前にあいさつしてね。 うん。おもしろいよ。」 い「あ…えっと。はよ…。オレもその本読んだんだ。」 あ「………知ってるよ?君が昨日この本もってたん じゃない。」 い「あ…おう。そうなんだけど…さ…。」 その瞬間、黙りこんだ同級生の方を 俺はちらりと見てみた。 綺麗な真っ黒の短い髪、目はつり上がっていて、 背もでっかいし、無口だけれど。 ………無口は僕もか。 彼は良い人なのだろう。 そう思った。
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