第5章 俺達と従兄弟

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トーストとカップスープの 簡単朝食を用意して、いちじを起こす。 眠そうな顔でフッと笑って、 い「…はよう、あー。」 って言う いちじにキュンとくるのは ここだけの話だ。 支度を済ませて教室へ向かうと、 まなくんが本を読んでいた。 あ「まなくん、おはよう。」 い「よう。」 ま「あ、御早う御座いますー!」 満面の笑み。天使か。 あ「たかくんは?」 ま「貴矢くんは、いつもぎりぎりなんですよー。起こしに行っても良いんですけど、同室の方のご迷惑になるかと。」 申し訳なさそうにいう、まなくん。 チラッと見えたその手の本の文章に、 R指定の付きそうな描写が見えたのには 触れないでおこう。 い「あいつの同室は心咲だったか。なら、行かなくて正解だ。」 ま「どういう…?」 た「うわあああああ!」
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