第1章

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叔父さん夫婦には子どもがいない。 だから昔から可愛がってくれてる俺に、クリニックを継がせたいと言われていた。 俺には年が離れた兄がいて、その兄は親父の後継者として認められているし、期待もされている。 だから俺は心置きなく心療内科医となって、叔父さんの跡継ぎとなれるわけだ。 「でも、それだけじゃないよな。邦都への対抗心、負けたくないって情熱が凄すぎ。もともとお前だって邦都の一員だったのに。どうしてそんなに執着してるんだ?」
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