一章

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私と菊地菜摘は幼なじみである。 そのため何かをするたびにペアなどをやってきたり、普段からも一緒に居る。 だから他人からみたら、かなりの仲良しに見えるだろう。 だが私は菊地菜摘が大嫌いだ。 理由は簡単。 アイツがトラブルメーカーだからだ。 アイツはかなりのお人好しで、困っている人を助けるためによく不良に文句を言いに行く。 そのたびに私はアイツが文句を言う相手――――もとい不良の矛先が私に向く。 これの理由も簡単。 アイツが私の背中に隠れるからだ。 隠れるなら行くな!!っと何回も言ったがアイツは 「だって困っている人が居たら助けなきゃ!それに鈴ちゃんが助けてくれるから大丈夫だよ!」 と言う。 私は助けているのではなく巻き込まれてるだけなんだがな。
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