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俺は、二人にビールを出した。
付きだしに、いんげんの胡麻和え。
それから、相原さんにはつくねと鶏ももの焼き鳥。
珠美さんは、好きな刺身とアジフライ。
「でね、でね、泉実ちゃん、明日定休日よね?」
「はい。」
アジフライにパクリとかじりついた珠美さんから、とんでもない頼みごとが。
「じゃあ、明日!衣装選びに行くから、付き合って!」
「・・・・・・・・・はあ?」
「ならんぞ!何を考えておる、貴様!」
ぽかんとする俺と、俺のことなのに激怒する吸血鬼。
何を考えているんだ、珠美さん!
「だって、善は急げっていうじゃなーい?でも、和左、仕事忙しいって言うし、男性ものも選ばないといけないし、男性の目から見た意見もほしいんだもーん。
ね?お願い、泉実ちゃん!」
俺に手を合わせる珠美さん。
いやいやいや、それ、俺の役目じゃ・・!
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