第1章

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「やっぱり相原さんが行かないと・・・」 「いやぁ、マジ仕事が立て込んでてな。悪ぃな、烏丸さん。あんたなら信用できっから。」 何をだ!?何を信用できるってんだ!? 珠美さんに手なんか出さないだろう、誰も! いや、美人だけど! 万が一手なんぞ出す男がいたら、絶対に珠美さん、叩いて蹴って引っかくだろう! 「ええと・・・リュエルクさんもいますよね?」 俺よりそっちの方がいいんじゃ・・・ 「学校に行かせてるからな。それに、あの野郎、悪あがき中なんで、当日ひっくくってでも連れて行く。」 あああ、可哀想なリュエルクさん。 写真を撮ると決まったとたん、相原さん、リュエルクさんを巻き込む気満々だよ。 自分も照れくさいからかもしれないけれど。
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