第1章

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「あの・・・・・・ミハイさん?」 「う、うむ・・・まあ、今回は、な・・・猫に免じて許可してもよい。」 ・・・・・・どんな取引があったんだろう。 「じゃあ、決まりー!」 俺の意見は、もはやオーケーになっているらしい。 ここのお客さんたち、結構強引だ。 でも、相原さんに手を合わせられて、珠美さんの幸せそうな顔を見たら、どうにも断れない。 「ええと・・・俺、センスないですよ?いいんですか?」 「いい!いい!ありがとう、泉実ちゃん!大好きよ!」 「人の将来の嫁に迫るな!」 今も将来も変わるもんか。 そんなこんなで、明日の俺の予定は決まってしまった。 ・・・いいのかな。 俺、女性の衣装なんて何も言えないぞ?
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