第1章

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困り果てながらも約束させられ。 店を閉めて一眠りし、約束していた時間は午後2時。 待ち合わせ場所に行ってみると。 「琴子さん?」 そこには、珠美さんと一緒に琴子さんが待っていた。 「災難だねえ、兄さんまで駆り出されちまって。」 「いえ、でも・・・」 あれ?そしたら、俺、いらないんじゃ? 「いいのよ!言ったでしょ?男性の目でも見てほしいのよ!それと、和左とリュウちゃんの衣装も選ばないとダメだし。」 ああ、そっちの方か。 俺の体に男性衣装を当ててみて、相原さんとリュエルクさんの分を決めようと。 マネキン代わりってことだな。 「じゃあ、行こうかねえ。私が紹介する店でいいんだね、珠ちゃん。」 「うん!お願いね、琴ちゃん!」 琴子さんが紹介する店・・・もしかして、人じゃない人の店か?
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