第1章

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「あと、ブーケは兄さんに持ってもらって、いくつか撮っておいたから。そっちも珠ちゃん、お選びな。」 「わー!助かる!ありがとう、泉実ちゃん!琴ちゃん!」 俺のセンスは、これっぽっちも入ってないが。 俺はただ持っていただけ。 「ほら、カメラ。今夜、社長さんにも見せて、選ぶんだよ。」 琴子さんが持っていたカメラも珠美さんんの物だったらしく、珠美さんに渡された。 その後、珠美さんは帰ったが、俺はお疲れ様の労いってことで、琴子さんからちょっと高めの高級料亭に連れて行ってもらった。 ああ・・・超嬉しい・・・! 普段食べられない食材と、参考になる盛り付けに味・・・そして、酒が美味い! 「兄さん、いける口だねえ。店をやっていると、逆に飲めなくてつまらないんじゃないのかい?」 いや、店主が飲んだくれて酔っていたら、営業にならない。
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