第1章

39/75
前へ
/77ページ
次へ
美味い料理と酒にありつけたので、プラスマイナスならプラスってところか。 琴子さんのお酌付きだったし。 しかし、それも翌日までのこと。 「よう、烏丸さん!昨日はすまねえな!」 非常にご機嫌に、相原さんと珠美さんが来店。 「らっしゃい、相原さん、珠美さん。少しはお役に立てましたか。」 「おう。もう衣装は決めた。」 即断即決。 さすがだ、相原さん。 「リュウくん、ものすごく嫌がってるのよー。着せるけど。」 「だな!」 ああ・・・申し訳ない、リュエルクさん。 俺に、この二人を止めるだけの力はない。 「猫。約束のものはどうした。」 若干イライラ?いや、そわそわしながら、ミハイさんが携帯を出した。 「あ、そうそう。今送るわねー。」 珠美さんも携帯を出して、なにやら操作中。 二人でメール?目の前にいるのに?
/77ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9744人が本棚に入れています
本棚に追加