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「おお・・・!!」
携帯の画面を見ていたミハイさんが、口を覆ってぷるぷると震えだした。
「で、でかしたぞ、猫!褒美に何かくれてやる。」
「褒美ってなによ、偉そうね!・・・じゃあ、式も披露宴もしない代わりにお披露目パーティーしたいから、ここ貸し切って代金もって。」
料理を盛り付けていた俺は、思わずがたんと傾きかけた。
なんだ、その要求は。
いやいや、ここでパーティーってのは別にいい。
店だし、儲かるなら。
しかし、何故それを俺に直接言わずにミハイさんに頼む?
「・・・・・・ミハイさん。それ、見せてください。」
非常に怪しい携帯に向かって、俺は手を出した。
「いや、いやいや!別に不審なものではないぞ!」
だったら見せろ。
何故携帯を隠して首を振る。
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