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「まあ、そういうこったから、貸し切り頼むわ。」
相原さんにまで言われて、俺がそちらに気を取られた隙に、携帯を隠されてしまった。
おのれ・・・いつか絶対に見てやる。
日にちを打ち合わせていると、表のヤタがぎゃあぎゃあ鳴いた。
お客さんだと顔を上げると、勢いよく戸が開けられて。
「アイハラ!化け猫!どういうことだ!」
真っ赤になって怒ったリュエルクさんが、怒鳴り込んできた。
「い、いらっしゃい、リュ「それとも、貴様の入れ知恵か!!」」
な、なんだなんだ?
俺が何か悪いことをしたのか?
「失礼なこと抜かしてんじゃねえよ。烏丸さんはなんも知らねえんだから。」
「そうよそうよ!お父さんのことを呼び捨てはだめでしょ!」
いやいや、珠美さん、怒りどころが違います。
その間に、相原さんがリュエルクさんの頭を平手でぴしりと叩いた。
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