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家宝にする、プロテクトをかけると、舞い上がる吸血鬼。
今にも本当に舞い上がって帰りそうだったので、請求書を渡した。
非常にご機嫌なミハイさんは、分厚い財布から請求金額を上回るお札を出して、こちらに寄越してきた。
それを返そうとしたら、華原さんに止められる。
「いいのよ、泉実ちゃん。それ、撮影料だと思えば。」
いや、モデルとかじゃないんだから。
「やっぱりもらうわけには・・・」
「でも、もういないわよ、あのバカ。」
本当に舞い上がって帰りやがった!!
華原さんも受け取ってくれなくて、仕方なく俺は多めの代金を受け取っておいた。
仕方ない・・・これはワインの代金にあてることにしよう。
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