第1章

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後日、珠美さんにレッドカードをちらつかせて、データ消去に成功。 もちろん、相原さんに確認してもらった。 その相原さん、あの後二日酔いにもならずに起きて出勤したそう。 丈夫だな。 そして。 「見てくださった!?マスター烏丸!」 自分用にもアルバムを作ってもらった百合子さんが、それを持って来店。 「いえ、残念ながら忙しくて・・・」 「これですの!着物ってすてき!」 そこには、真っ赤な振り袖姿の百合子さんと、とんでもなく緊張して堅い表情のリュエルクさんが写っていた。 「よくお似合いですよ。」 「う、嬉しいですわ。こ、今度から着物の着付けを習うのもよろしいですわね。」 着物も似合ってますが、リュエルクさんともお似合いですよって意味なんだがなあ。
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