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「アクセ買おうかな」
マリアンがショーケースを覗く。
「家族割引きしてあげる」
マリアンが笑う。
マリアンが見ていく。
キャンディは店内を眺める。
1人で品定めする子もいれば、友達同士で楽しそうに選んでいる子たちもいる。
「キャンディこれ欲しい」
キャンディがマリアンの傍にいく。
キャンディがショーケースを開け、指輪を取り出す。
値段は120ドル。
「あとね~」
マリアンはいくつか選び、キャンディがカウンターに持っていく。
総額470ドル。
「家族割引きしてね」
マリアンが笑みを浮かべながら財布を出す。
「じゃ~あ、190ドル」
「ほんと!?ありがとキャンディ」
マリアンが支払う。
キャンディがロゴの入ったケースに入れ、袋に入れてマリアンに渡す。
「お買い上げありがとうございます」
マリアンが笑う。
「雑誌出るとき教えてね」
「わかった。明後日撮影するの」
「明後日?」
「うん」
「楽しみにしてるね」
マリアンが微笑む。
「バイキャンディ」
マリアンが店から出て行く。
PM19:50。
店も終わりに近づいた時、リックが【CANDY】の前に現れ、リズナーとマイクを見る。
2人がサングラス越に見返す。
リックが入ろうとーー
リズナーが立ち上がり、行く手を遮る。
「キャンディに近づくな。殺すぞ」
リズナーが見下ろす。
リックがビビる。が
「キャンディに会いたい。そこを退いてくれ」
「耳が脂肪で塞がって聞こえなかったのか?
キャンディに近づくな、殺すぞって言ったんだ」
ぽっちゃり系のリックに言い放つ。
「…キャンディのなんだキミは?」
「彼氏だ。とっとと失せろッ」
リズナーが突き飛ばす。
リックが胸を抑える。
「やったな」
リックがにらむ。
成り行きを見ていたマイクが笑う。
「キャンディに会いたいならそいつ倒していけよ。男見せろ」
マイクが言い放つ。
リズナーが巨大な拳を揉む。
リックはまたもやビビる。
リズナーが飛びかかるフリをした。
「うわあっ!!!!」
リックが車道に逃げ
プーッ!!!
あわや車に跳ねられそうになった。
マイクがにやつく。
キャンディは金庫に売り上げをしまい、明かりを消した。
奥から出ると、何やら外から笑い声が聞こえる。
キャンディとエレインは店から出た。
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