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マルコの住むアパートに着いた
「おじゃまします」
「あおいのにもつはしんしつにある。クローゼットつかっていいから、にほどきしなよ。オレはゆうはんつくる」
「夕飯ならば、わたしも手伝うよ」
「あおいつかてれるでしょ。やすみな」
「分かった」
「しんしつはみぎね」
「オッケイ」
マルコの寝室の前に葵は立った
葵は男性の部屋に入るのは初めて、なおかつ、好きな人の部屋なので緊張している
意を決してマルコの寝室に入った
マルコの寝室は、大きなベッドにたくさんの日射しが入る窓、クローゼット、鏡台、鏡台には香水などが置いてある
薄型テレビ、机、ソファーも置かれている
マルコの料理を手伝う為に、素早く荷ほどきした
洋服はハンガーにかけて、クローゼットに入れた
マルコは甘いものが大好きで、日本のお菓子を大量に持ってきていた
それを仕分けした
スーツケースの奥にあるピンクの袋を見て、
「秘密兵器は使わないな」
メルボルンに着いてから、日本にいる友人に連絡取ってないことに気づき、Wifiのスイッチを入れた
すると、大量のメッセージが届いた
特に、「サムライ9」のグループラインの通知が多かった
グループラインを全部読むと
葵の安否を確認するのとマルコと葵の妄想デート話だった
葵は「マルコの家ナウ」と、送信すると
愛子から写メをせがまれ、動物園で撮った写メを送った
そして、マルコの料理の手伝いしに寝室を出た
マルコは炒めものをしている
「マルコ、手伝うことある?」
「じゃあ、このりょうりをテーブルまではこんで」
「オッケイ」
葵はお皿を取ると、テーブルまで運んで行く
テーブルには、赤いテーブルクロスと一輪挿しの花瓶にオーストラリアの白い花がいけてある
オシャレだなと思った
マルコが炒めていた、料理をお皿に盛り付け、運んで来た
マルコがどうぞと手を出していたので、座った
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