第1章

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マルコの住むアパートに着いた 「おじゃまします」 「あおいのにもつはしんしつにある。クローゼットつかっていいから、にほどきしなよ。オレはゆうはんつくる」 「夕飯ならば、わたしも手伝うよ」 「あおいつかてれるでしょ。やすみな」 「分かった」 「しんしつはみぎね」 「オッケイ」 マルコの寝室の前に葵は立った 葵は男性の部屋に入るのは初めて、なおかつ、好きな人の部屋なので緊張している 意を決してマルコの寝室に入った マルコの寝室は、大きなベッドにたくさんの日射しが入る窓、クローゼット、鏡台、鏡台には香水などが置いてある 薄型テレビ、机、ソファーも置かれている マルコの料理を手伝う為に、素早く荷ほどきした 洋服はハンガーにかけて、クローゼットに入れた マルコは甘いものが大好きで、日本のお菓子を大量に持ってきていた それを仕分けした スーツケースの奥にあるピンクの袋を見て、 「秘密兵器は使わないな」 メルボルンに着いてから、日本にいる友人に連絡取ってないことに気づき、Wifiのスイッチを入れた すると、大量のメッセージが届いた 特に、「サムライ9」のグループラインの通知が多かった グループラインを全部読むと 葵の安否を確認するのとマルコと葵の妄想デート話だった 葵は「マルコの家ナウ」と、送信すると 愛子から写メをせがまれ、動物園で撮った写メを送った そして、マルコの料理の手伝いしに寝室を出た マルコは炒めものをしている 「マルコ、手伝うことある?」 「じゃあ、このりょうりをテーブルまではこんで」 「オッケイ」 葵はお皿を取ると、テーブルまで運んで行く テーブルには、赤いテーブルクロスと一輪挿しの花瓶にオーストラリアの白い花がいけてある オシャレだなと思った マルコが炒めていた、料理をお皿に盛り付け、運んで来た マルコがどうぞと手を出していたので、座った
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