第1章

8/8
前へ
/9ページ
次へ
「わたしは、ソファーで寝るよ」 膝掛けを取り出す為にスーツケースを開けた マルコは葵をお姫様抱っこした 葵はマルコの腕の中で暴れるが、マルコはびくともしない マルコは葵をガラスのように大切に扱い、優しくベッドの上に寝かせた 葵は魔法をかけられたように動けない マルコは葵の隣に寝転がる マルコは葵のことをいとおしそうに見つめ、頭を撫でた 「おやすみ、あおい」 頬にキスをして、マルコは電気を消した 部屋は、枕元の間接照明だけだ マルコは寝息をたてて、寝ている 葵は取り越し苦労で、あっけに取られている
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加