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ここは地獄、死んだ人間の罪科を暴き相応な罰を与える場所
そんな場所に巨大で髭を生やした男が銀髪銀眼の男に土下座をしながら何かを頼み込んでいた。
「頼む!!アレクよこの依頼を受けてくれ!」
「断る!自分で何とかしろクソ閻魔!」
どうやら閻魔は、依頼をしたがアレクは依頼を断り続けているようだ。
この不毛なやり取りはかれこれ1日に及んでいた。健全な人間なら普通な日々を送る1日をこの2人は依頼の交渉で潰していた。
「頼む!!ダンジョンマスターになって勇者と人間を減らしてくれ!!」
「だから、俺の記憶+戦闘能力を封印せずにだったら行ってやると言っているのが分からない奴だな」
「仕方ないじゃろ最初から無敵なダンジョンマスターなぞ攻略不可能だ!!お主はゲーマーを泣かせる気か!!」
「お前は何を言ってるんだよ」
まだまだ続くこの交渉にアレクは、先に折れて条件を出し合意した。
① 記憶はそのまま
② 所持している武器の持ち込み及び弾薬の製造機
③その世界の知識
でアレクは了承し世界へと旅立った。
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