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昔・・・ずっと昔・・・。
僕は・・研究所にいた・・・。
僕は、人体実験の材料にされていた・・・。
僕は・・・いつも・・・いつも逃げたいと思っていた。
こんな場所から・・・こんな世界から・・・。
ずっと闇の中で・・・・・・でも、そんな時・・・一つの光が僕を闇の中から救い出した。
もう会えなくて・・・僕が守りたかった大切な人。
それは・・・その人は・・・。
「っあ・・・夢か・・・忘れられない記憶・・・か~」
僕の名前は、緋果。
13才の女の子。
自分のことを僕と呼んでしまうのはくせ。
僕は、人間ではない。
魔法使いなんだ。
昔は、地球にいなかったけどいろいろあって今は、地球に住んでいるんだ。
ちなみに学校にも明日から通う。なぜ学校に通うかと言うとまぁいち度行ってみたかったていうのもあったけど一番の理由は、魔法使いを食らう鎖愚というやつがいるんだ。そいつは、人も食らうという。ちょっと前までは、まれに人を食らう程度だったが今では、魔法使いが減少したため主な食料が人間になったそうだ。
地球は人の国。だから鎖愚は、地球にやってきた。
普通の人間には、鎖愚の姿は見えないため大きな騒ぎにならないが毎日ニュースで、「何者かによって、男女合わせ95人が死体で発見されました。
また、死体は毎回山積みになって発見されるそうです」
と、報道される。
これでよく慌てずにいれるなと内心凄く思っている。
鎖愚は、よく学校に現れる。
だから僕は、学校にいる鎖愚を退治するんだ。
なんでわざわざ危険をおかしても人間のために戦うかというと・・・昔・・・。
友達は、血を吐きながらいった。
「緋果・・・この・・・世界を守って・・・あげて・・・くれないかな?」
友達の最初で最後の頼みごと・・・。
「うん・・・わかったよ・・・」
僕は、泣き顔で返答した。
友達は、僕の返事を聞き届けゆっくりと目を閉じそのまま起きることは・・・無かった・・・永遠に・・・。
友達との約束があったから危険だろうがなんだろうが僕は、戦い続ける。
・・・それが・・・友達との・・・約束だから・・・。
約束したのは、もう200年も昔のこと……。
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