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――その日。
俺は苛々としながら、彼女の帰りを待っていた。
……くそっ。
買い物に一体どれだけかかってるんだよっ。
時間は刻々と過ぎていく。
にじむ脂汗。
次第に早くなっていく鼓動。
は、早く帰ってきてくれっ!
「ただいまー」
「遅いっ!」
のんびりとアイスなんか囓りながら帰ってきた
彼女に、イラッとした。
そしてその荷物をみて……嫌な、予感。
「おいっ、頼んだ奴は!?」
「えーっと、なんだっけー?」
ふわふわふふふと、笑う彼女。
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