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さっきの言葉は嘘のように、
彗は嬉しそうに笑ってて。
……私の聞き間違い、だったのかな?
それから二、三日入院した。
彗は毎日、お見舞いに来てくれる。
いつも、私の大好きな優しい笑顔。
だから、
あれは不安定な私が勘違いしただけだと、
片付けることにした。
退院した次の日。
彗がお祝いしてあげるから、
うちにおいでといってくれた。
ピンポーン。
「……?」
約束の時間なのに、
チャイムを鳴らしても反応が、ない。
ピンポーン。
「……彗?」
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