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合い鍵を使って中に入ると、
部屋の中は真っ暗だった。
手探りで、電気をつける。
「なに、してるの……?」
明るくなった部屋の中。
テーブルの前に座っていた彗は、
顔を上げると私に笑いかけた。
……だけど。
何故か、その笑顔にゾッとした。
「実希、来たんだ。
ごめんね、まだなにも準備してなくて」
「う、ううん」
「実希にも見せてあげたくて、
アルバムの整理してたら時間忘れちゃってさ。
……あ、コーヒー、飲む?」
「……うん」
立ち上がって
キッチンでコーヒーを淹れ始めた彗と反対に、
私はテーブルの前に座る。
そして。
その上に置かれていた写真に固まった。
「……この子、誰?」
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