トモヤ

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「ははっ! すまんすまん。 そっか! それ当たりだな。 基本的にキモイのばっかやから。 ってか抵抗なかったんだ。 なら大丈夫だな。 俺らノンケはそのへん耐えれるかどうかだからな。」 ポンッと俺の肩を叩きニカッと笑うリュウは、男の俺が見ても半端なく男前。 なんでこんな所にいるのだろうかと思うような存在だった。 ここは売り専と呼ばれる男性相手の男性風俗。 俺は、たった今、人生で初めて男とセックスをした。 金の為。 ただそれだけ。 金が稼げるなら別にいい。 身体が受け付けるなら。 どうやらそれは大丈夫だったようだ。 リュウも俺も、ノンケと呼ばれるゲイではない一般男性。 恋愛対象は女性だが、金の為にここに来た。 もちろんゲイの人間もいるが、案外ノンケも多いのが驚きだった。 きっかけは、ほんの1週間ほど前だった・・・
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