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【１週間前】
「ありがとうございましたー。」
客が出ていって誰もいなくなったコンビニ店内。
特にやりたいことがなかった俺はコンビニの深夜バイトでダラダラと生活していた。
「はぁ、なんか金になる仕事ないかなぁ。
岸田君ずっとバイトで生活するん？」
同じく深夜バイトの岸田に何気なく聞いた。
「俺は小説書いてるから、バイトでいいんだ。
時間作れるしね。
ま、男がいきなり稼ぐってのは難しいんじゃない？
ホストで売れれば金は入るだろうけど。
女なら身体売れば直ぐに金貯まるだろうけど、俺ら男にはないからな。」
「そうだよね、俺多分女だったら風俗で働いてたな。
自信ある！」
「なんの自信持ってんの。」
誰もいない店内で笑いながら雑談をしていた俺は、何気に回収したスポーツ新聞をパラパラと見ていた。
そこで目に入った三行広告。
『高収入 日払い可 １日３万稼げる
男性相手の接客です
３０歳までの男性募集！』
ん？
男性相手の接客で男性募集？
どーゆーこと？
でもほんとにそんなに稼げるんかな？
見れば似たような広告が並んでいる。
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