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「えっ?
いまからですか?
じゃっ、じゃあ行きます。」
「じゃあ、○○駅の▲番出口まで来たら、もう1度電話下さい。
お待ちしてます。」
そう言って相手は電話を切った。
あー、行くって言っちゃった。
しかもいまから。
どうしよ。
とは思いながらも、どんな所なのかと興味が湧いた俺は、一度家に帰り、身分証など身元がわかるようなものを全て部屋に残し、財布に数千円の現金だけを入れて、指定された駅まで向かうことにした。
興味と怖さが入り交じる感情の中、電車に揺られること20分。
指定された駅に到着。
さらに指定された出口を探すと、なるほど、出口のすぐそばに公衆電話があった。
考えてこの出口を指定してきたのか、たまたまなのかはわからないが、すぐに公衆電話に入って電話をかけた。
「あ、先程電話したものですけど、
あの、駅に、着きました。」
電話をかけるとさっきの緊張が甦る。
「あ、着きましたか?
じゃあ、迎えに行きますので、服装を教えてもらえますか?」
相手は慣れた口調で話してくる。
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