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後に続いて部屋へ入ると、カウンターのようなものがあるが、それ以外は普通のマンションの一室のようだった。
「面接の子、連れてきましたぁ。」
男はそう言うと奥の部屋へ入って行った。
入れ替わりで別の男が部屋から出てきた。
「どうもー。
とりあえず中に入って。」
先程の男とは違い、こちらは極普通のどこにでもいるような男。
促されるまま奥へ入る。
「電話ではあんまり詳しいこと言えなかったけど、ここは男性相手の風俗よ。
ようはゲイを相手にするの。
心配しなくても大丈夫。
嫌だったら帰ってくれていいのよ。
でも、あなた多分売れるわよ。
だから私としては是非お願いしたいわ。」
さらっと説明されたが、聞かされた内容はそんなあっさりしたものではなかった。
「は、はぁ、そう、なんですか・・・」
「ちなみに、あなたみたいなノンケもお金の為に結構働いてるのよ。
それに、ノンケってだけで武器よ。
ゲイはノンケとヤりたがるのよ。
こっちの部屋に来て。」
そう言ってニコッと笑うと男はさっき案内してくれた男が入った部屋へ俺を促した。
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