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「マルコ……」
葵を抱き締めたのは、マルコだった
葵は安心して、涙が出た
「あおい、だいじょうぶ?こわかっただろ。もうだいじょうぶだ」
あおいはマルコを抱き締めた
マルコもあおいを抱き締めた
「あおい、ジャックとはなしがあるから、カイロといっしょにしんしつにいってくれ」
「でも……」
「あおいしんぱいしないで」
マルコはカイロに葵を任せた
「いこう」
葵に寄り添ってカイロは歩く
寝室に入ると葵をベッドに座らせ、カイロは鏡台のイスに座る
葵とは、少し距離を置く
「ケガはない?」
「ないよ」
「こわい?」
「ううん。でも、パーティー潰しちゃったよ」
葵は申し訳なく言う
「あおいはなにもわるくない」
カイロは葵の頭を撫でた
葵は泣いてしまった
カイロはそのまま優しく頭を撫で続けた
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