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「あおいにてをだすな!」
マルコは、怒鳴った
「だって、かわいいから。つい」
ジャックはヘラヘラしている
「『つい』じゃねぇだろ!あおいはおまえにおそわれ、こわいおもいをしたんだよ!ぜったいにゆるさない!」
「あおいは、おまえよりオレの方がうまいって、いってたよ」
「それは、ありえない」
ジャックは「ふっ」と笑い
「ずいぶんとじぶんのテクニックにじしんがあるね」
「オレとあおいは、ヤってない」
「えっ?」
ジャックがすっとんきょうな声をあげた
「ウソだろ」
「ほんとうだ」
「おまえがてださないとか、ありえない」
「オレとあおいは『ともだち』だ!それ以上でもそれ以下でもない」
「マジかよ!でも、てだしてないなら、ちょうだいよ」
マルコは、ジャックめがけてこぶしをあげた
バコっ
ジャックの顔の横の壁に当てた
「おまえになんかわたさない」
マルコはそう言うとリビングに戻った
ジャックはヘタヘタと崩れ落ちた
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