クリスマスパーティー

5/14
前へ
/14ページ
次へ
「おまたせ、どう?」 葵はクルっと回った ワンピースはフワリと舞い上がる 男三人は、葵の変わりように呆然としている 「あおい、キレイだよ」 「いつもよりおとなっぽい」 カイロとマルコが言った 「マルコも何かいいなよ」 カイロがマルコに肘でつつきながら言った 「……キレイだ……」 マルコはボソッと呟いた チャイムが鳴ったので、マルコは玄関に向かう 「あおい、こうすいかなにかつけてる?」 フランチェスコが言った 「うん、着けるよ」 「いいにおいだね」 フランチェスコが意味ありげな笑みを浮かべた 「えっ、まったくにおいがわからない」 カイロは葵に近づき、においをかいだ 「カイロ恥ずかしいからやめてよ」 「カイロ、このにおいがわからないの?」 フランチェスコが驚きながらカイロに尋ねる 「うん。ちかづけばにおうな」 「それだけしか、かんじない?」 「うん。」 「しんじられない。やっぱり、カイロはゲイだ」 フランチェスコは信じられないような目でカイロを見る 葵もカイロもキョトンとしている 「あおいたち、ちょっといいかな?オレのともだちしょうかいするよ」 マルコが手招きすると7人の美人でスタイルの良い女性が入って来た
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加