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葵はグラスを置き、ジャックが腰に回した腕を振りほどき、立ち上がった
「どこいくの?」
「トイレ」
葵は少しふらつきながらトイレに向かう
葵の後ろ姿を意味ありげな笑みでジャックは見ている
葵はトイレの鏡でメイクが崩れてないか確認した
チークと口紅を付け、トイレを出た
ドアを開けるとジャックが立っていた
葵は少し驚いた
「おそかったからしんぱいした」
「大丈夫よ」
ジャックは葵に近づいていく
葵は後ろに下がったが、すぐ壁になった
葵は横に移動しようとリビング側の方向に行こうとしたら、ジャックが手でさえぎった
壁ドンになってしまった
ジャックの目は獣の目だ
葵は少し怖くなって、リビングと反対方向に横移動した
しかし、壁になってしまった
ジャックは葵の両手首を掴んで、葵の頭の上にあげた
葵は「しまった」と、思った
ここからじゃ、リビングの死角になってしまう
葵はジャックをにらみつけた
葵は抵抗したが、びくともしない
「あおい、いかくのつもり?かわいいね~。いまからふたりでぬけださない?」
ジャックは葵の髪の毛を上から下へとなでている
葵は気持ち悪くなりそうだ
「ダメです。片付けありますし、マルコが心配しますし」
「マルコなんかほっといて、オレのいえにいかない?」
「いやです」
「しょうがないな。すこしちからづくでもつれていくか」
「ひゃあ」
ジャックは葵の首筋を舐めた
「かわいいこえ、もっとききたいな」
ジャックは葵の足の間に自分の足を入れた
そして、両手を掴んでいる手とは反対の手で太ももを触った
次は胸を触った
「むね、おおきいね」
葵は涙目で耐えるしかなかった
「ないてるの?ないたかおもそそるね」
心の中でマルコの名前を叫んでいた
「マルコとオレどっちがうまい?」
ジャックは言い終わると、葵の耳を甘噛みした
「あぁ」
「みみよわいんだ。かわいい」
ジャックはワンピースの下に手を入れ、葵の胸を揉む
葵は怖さで、足が震える
「こわがらないでよ。もうがまんできない」
葵のアゴをクイッと上げ、顔を近づけて来る
葵はキスされると思ったが、アゴを捕まれている為、逃げられない
「助けて!マルコ!」
葵は心の中で叫んだ
ドン
黒い物体がジャックの頭に当たった
ジャックが葵を離すと、葵は誰かに引っ張られて、抱き締められた
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