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「はぁ、そうなんですか。
うーん、そしたら、佐藤さんで良いですか?」
「佐藤はさ、社内に何人かいるんだよね。 舜平でいいよ、舜平で」
課は違うとはいえ、上司になる人だし、名前で呼んでいいものなのか、悩んで躊躇っていると、「はい、名前で呼んで!」と、促されてしまう。
麻莉は緊張感を覚えながら、
「‥‥‥舜平さん‥‥」と小さな声を出した。
「それでよし!」
舜平は麻莉の頭をポンポンと叩く。
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