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重い!!重いよ!!ダーリン!!
…ホラー研究に余念がない私は、とうとう、礼拝室なるところに行ってまいりまして、ちょっと重たいローブを脱ぎ捨ててきてしまいました。と、同時にお叱りを受けてきました。
(霊能的シーンだとイメージしてください)
「あなたは嘘つきである。そのように嘘をついて人生を送るとき、あなたは気づくだろう。あなたの子に叱責をとばすその言葉は、ほかならない自分に対する罪をさいなむ言葉であることを。」
「なぜ、そのように自分のこころをごまかすのか。あなたが心をごまかして生きるとき、私はどのようにあなたを愛していいのかわからない。」
「自分の本性たる姿を真に据えよ」
「己の罪とたむかうというのならば、たむかう術を教えよう」
「ほら、これが貴方の作り出したる罪の意識だ」
赤ん坊を渡され、みるみると少女になる
「なぜ、あなたはそうして私を苦しめるの?」
「なぜ、あなたはそうして私のようなものを創ったの?」
私は、はたと、神の出したる、罪の意識が自分の子のように贈られたはずなのに、自分の心が「子は無垢なるもの」だとしているために、罪そのものである子が負のエネルギーとはなさずに、私を負のものだと定義づけていることに気づく。
「親は、子を愛しいと思うものだよ」
「そして、子を悪と思わずに、自分が悪であると思うのが、また、親である。」
「さすれば、私の言わんとすることがわかるだろう。仏である証は、子の作り出したる罪を、自分の責任だと哀しむことを。」
「あなたは自由ではあるが、己の弱さをひとのせいにして、そうして、自己の行動の有様に責任の範囲分を決めたとしても、おおよそ、仏の御前においては、その責任など塵やゴミと変わらぬものである。」
「いくら律したところで、それは生きるときの知恵。知恵において判断されたるものを、心の咎として裁くことができようか。」
「裁くものがあるとするならば、そのものの心の弱さでしかないのだよ」
「そして、信じるものにとっては、その弱さなど必要なければ、生きる意味にもなりえない」
「大事なことは心の名利をとって、それによりて、自己を研鑽し、真なる富を引き寄せることである」
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