第2章 指切りハントガール

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紫吹とは違った意味で出来た妹だ 感心していると輝と千尋が話を掛けてくる。 ー今日学校終わってからー これも遮ります ー悪い、今日は付き合えないー 放課後遊びに行くなんて青春 俺には必要ないさ だが呆けた顔で千尋が俺を見る。 ー今日陵ちゃんの家に行こうかなって話なんだけどー 俺の記憶ではこの二人がウチに来たのは おそらく中学一年の入学式終わりが最後だ それが何故このタイミングで来ようと言うのか 俺の頭は答えを出せないでいた。 ー今日雪吹さんの恋人が来るんでしょ?ー 知ってたのかよ!! どこでその話が広まったんだ? 更に俺の頭は答えが出せない。 ーな……なんでその事、知ってるんだ?ー 二人の話はこうだった 朝登校の時、同じく出勤途中の雪吹姉さんに会い、話を聞いたらしい。 これで一つの答えを得る事は出来た だがもう一つ問いが残っている。 ーなんでそれでウチに来ることになるんだ?ー
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