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「おい」
ユリアに話しかける
「なんですか?」
「俺はリオンの使い魔だ、悪いがリオンが俺を召喚した場合、使い魔として一緒に試合に出る」
「えぇ、構いませんよ。あなたの名前は呼ぶつもりはありません、彼と一緒に試合に出てもらうつもりでしたので
...もとより私は彼にそこまでの実力は期待していません」
「...」
数秒の沈黙
「冷徹だな」
「現実主義なので」
「そうか」
それだけ言って踵を返す
そのまま小龍になってリオンの膝にとぐろを巻く
『俺はリオンと一緒に出るそうだ』
「そうなの?」
うれしそうに俺を撫で始めるリオン
すでに弱者としての思考が染みついてしまっているな
守られることが当然になっている
...まぁだからこそ俺が召喚されたのかもしれんが
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