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「ほんとに? 本当に俺の事好き?別れたくない?」
心なしか泣きそうな彼の声にコクコクと頭を上下させると
さらに、ギュっと強く抱きしめられ
「良かった・・・」
本当に安心したような、愛しい声がおりてきた
あまりに切ない声にこっちが泣きそうになって
「変な態度ばかりとって、ごめんね」
私も背中に腕をまわし キツく抱きしめた
「お前、全然連絡くれないし
避けられてる気がしたし・・・嫌われたと思ってた」
まったく思いもしなかった言葉が出てきて
ビックリした顔で涼太を見上げる
それに気付いた涼太は
「俺、情けない顔してるから見ないで」
そう言って、眉をハの字にして私に優しくキスをした・・・
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