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「おはよー!クラス割見た??!」
「キャー!!やっと同じクラスになれたじゃんっ!!」
高校2年の春
私、高野美樹と新山ちえは念願叶って同じクラスになった。
私たちは中学からの同級生で
中学校の時は大して仲が良かったわけではないが
同じ高校を受験することになってから 意気投合して、今では親友だ。
高校1年の時はクラスは隣になってしまったが、高2、3年とクラス替えのないこのときに同じクラスになれた事が たまらなく嬉しかった
「ちょっと、坂田君も同じクラスだよっ」
惚れっぽいちえが私に耳打ちする
「え。だから?」
とぼける私に、ちえが小突いてくる
「美樹狙いじゃん!めっちゃ、こっち見てるし!!」
「それは無いわ・・・」
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