第1章

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「…。」 「よう。」 「…なんでいるの?」 「先生に誘われたから。」 「兄貴のやつ…、はぁ…。」 顔に手を当ててため息をつく時雨に むっとする琴葉 「来ちゃダメだったの。」 疑問形ではなく決め付けるような口調で 時雨に投げかけると慌てた様に訂正してくる 「違う違う。まさか家に呼ばれる程 霧都と仲良くなってたのかって思っただけ。」 「ここの皆さんが私と会ってみたいって 言ってたらしいから。暇だったし 来てみたの。」 「男の住んでる所に一人で入るの抵抗ないの?」 「だって先生の家だもの。彼女いるみたいだし 心配ないかなって。」 「まぁ…ね。」
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