近いのに遠くて

19/46
前へ
/46ページ
次へ
「あ、見てこーちゃん、このマグカップかわいいよ♪」 ひよりんはかわいいイルカが描かれた、ペアセットのマグカップを見つけて手に取った 「そうだね」 「あ、ね、ねえこーちゃん…///」 「ん?」 「一緒にこれ買わない…?///」 「マグカップかぁ」 「こ、これ、ペアセットのマグカップだから、1個余っちゃうし…///」 「じゃあ1個のマグカップ探したら?」 「この絵柄がいいの…/// だめかなこーちゃん…///」 「まあ、いいけど」 「本当?/// じゃあ買お///」 ひよりんと僕がペアセットのマグカップを購入すると、 「ふふ…///」 ひよりんは嬉しそうに笑っていた 他にもいろいろなお店を僕達は回り、 「あっ」 ひよりんはゲームセンターの前で立ち止まった 「どうしたの?」 「あのうさぎさんのぬいぐるみ、かわいい」 ひよりんはクレーンゲームを見ている 「とってあげようか」 「えっ、いいの?」 「任せてよ」 という訳で、僕はクレーンゲームに挑戦した しかし、 「あーくそう」 数回挑戦したが、うさぎのぬいぐるみは中々落ちない 「惜しかったね」 「もう一回」 「こーちゃん、無理しなくていいからね」 「大丈夫、次こそ取れるから」 そう言って僕は再び挑戦し、 「よし、取れた」 なんとかうさぎのぬいぐるみを落とせた
/46ページ

最初のコメントを投稿しよう!

61人が本棚に入れています
本棚に追加