近いのに遠くて

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「ね、ねえこーちゃん、覚えてる?…/// 小さい頃、ここで遊んでたら、おっきなわんちゃんに追いかけられた事…///」 ひよりんは飲み物をベンチに置いた 「そんな事あったっけ?」 「うん、あったんだよ…/// やっぱりこーちゃん覚えてないよね…///」 ひよりんは肩を落とした 「うーん、犬に追われた事か…」 僕は思い出そうと記憶を遡っている 「あの時、わんちゃんから逃げてたら、私が転んじゃってね、そしたらこーちゃんが私をかばってくれたんだよ…///」 「え、僕犬に襲われたの?」 「んーん、そのわんちゃんはただ遊びたかっただけだったの…/// だからこーちゃん、わんちゃんにいっぱい舐められてね…ふふ…///」 ひよりんは笑っている 「そういえば、そんな事があったような気がする… うっ頭が…」 「で、でもね、あの時のこーちゃん、本当にかっこよかったよ…///」 ひよりんはそう言った後に、ポケットに手を入れて、何かを握りしめた 「それで…私が怖くて泣いてたらね…こーちゃんが約束してくれたの…///」 ひよりんはうつむき、顔を真っ赤にしてもじもじしている 「約束?」 僕がひよりんの顔を覗き込むと、 「あ、あのね…」 隣のひよりんはとても緊張していた
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