近いのに遠くて

3/46
前へ
/46ページ
次へ
結果は、 「投票の結果、私達のクラスはコスプレ喫茶をやる事になりました」 1番票の入ったコスプレ喫茶になりました うむ、楽しみですね 放課後、 「こーちゃん、帰ろう」 「そうだね」 僕はいつものようにひよりんと下校した その途中、 「ねえこーちゃん」 ひよりんが隣を歩きながら話しかけてきた 「ん?」 「学園祭、楽しみだね」 「うん」 「ね、ねえこーちゃん///」 ひよりんは頬を赤らめて僕の袖を掴んだ 「どうしたの?」 「こーちゃんは、その…今年は誰かと後夜祭行くの…?///」 後夜祭とは、カップル達がキャンプファイヤーを囲んでダンスを踊るという、非リアを虐殺する儀式です 「行かないよ 一緒に行く人なんていないし」 「そ、そっか…///」 ひよりんは嬉しそうに微笑んだ 「ひよりんは行くの?」 「わ、私も今のところは…/// だだ誰からも誘われてないし…///」 「そっか」 「う、うん…///」 ひよりんは黙ってうつむいてしまった 「ね、ねぇこーちゃん…///」 「ん?」 「良かったら…その…えっと…///」 顔を赤くして、ひよりんはもじもじしている 「ひよりん?」 「えっあ…その…な、なんでもない…/// は、早く帰ろこーちゃん…///」 そう言ってひよりんは歩き出し、 「うん」 僕はひよりんに続いて歩いた
/46ページ

最初のコメントを投稿しよう!

61人が本棚に入れています
本棚に追加