近いのに遠くて

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「ふふ、まあ頑張って♪ おばさんは日和ちゃんを応援してるからね♪」 「は、はい…///」 ひよりんは頷いた 「おはよー」 僕が制服に着替え終えて1階のリビングに行くと、 「やっと降りてきたわね ちょうどご飯できたから、座って」 母さんが朝ご飯を僕の席に並べてくれた 「今日も美味しそうですな いただきます」 僕は席に座って食べ始め、 「日和ちゃんにはお茶淹れるわね」 母さんがお茶を淹れた 「あ、ありがとうございます」 ひよりんは僕の隣に座っている 「父さんはもう会社行ったの?」 僕は母さんに話しかけた 「そうよ、あんたと違って朝早く起きて、会社に行ったわよ 今日は朝から会議なんですって」 母さんも席に座った 「大変だねー」 「いつかあんたも家庭を持ったらそうなるのよ」 「大丈夫大丈夫、お嫁さんに働いてもらうから」 「だって日和ちゃん」 母さんがひよりんの方を見ると、 「えっあっ…///」 ひよりんはただ顔を赤くしてうつむいた 「ちゃんとあんたが働くのよ それでお嫁さんに楽させてあげるの、分かった?」 「はいはい」 「本当に分かってるのかしらね、まったく」 母さんは呆れていた
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