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僕達の教室まで行き、
「はい、こーちゃん
次からはちゃんと自分でやらなきゃだめだからね」
「うん、ありがとう!!」
ひよりんから森羅万象、全ての答えが書かれているプリントを借りました
「これで…勝てる!!」
「何に勝とうとしてるの…」
僕は宿題を写す作業を始めた
回答欄を埋めていると、
「おはよー」
忍が僕達の席に来た
「あ、おはよう忍ちゃん」
ひよりんは忍の方を見ている
「功介は、また宿題忘れて日和に見せて貰ってるの?」
「そうなの」
「毎回毎回懲りないわね
日和も見せてあげてばかりじゃだめよ」
「で、でも、こーちゃん困ってるから…」
ひよりんは僕の方を見た
「あんたは優しすぎるのよ
1回功介は痛い目にあったほうがいいわ」
「うるさい貧乳、気が散るぐほぁ!!」
僕が顔を上げて忍の方を見ると、忍さんの右ストレートが決まった
「痛い目にあわせてやったわ」
「こ、こーちゃん大丈夫…?」
ひよりんは驚いて僕に駆け寄った
「だ、大丈夫…
というか、忍は宿題やったのかよ」
「当たり前でしょ
あんたとは違うのよ、あんたとはね」
くそう、成績は僕とそんなに変わらないのに、なんだこの上から目線はぁ…
「ほら、早く写さないと先生来るわよ」
「わかってるよ」
僕は写す作業に戻り、授業が始まる前に終わらせた
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