三章 にわか雨

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 数日がすぎて、わたしは落ち着いた気分で、グルに参加していた。  ダイとも普通にやり取りができている、と思う。  いいことだよね、と思いながら日々を過ごす。  そんな中、入ってきたのは、メグからのメール。 「こんばんは、ヒラ」 「こんばんは。今日も一日お疲れ様」  そこから始まる、取り留めのない会話。  ちらりと覗いたグルは、ゆっくりと回っていた。  ダイはまだ来ていない。  だからというわけでもないけれど、わたしはヒラとのメールに没頭していく。  毎日じゃないけれど、ごくありふれた光景。  女友達との、大切な時間。  でも―― 「そういえば、ダイカッコイイよね。なんか優しい感じがするし」  それは―― 「あ、ヒラもそう思う? 珍しいタイプだよね」  いつの間にか―― 「わたし結構ダイ気になるかもー。なんてー」  メグという女の子と―― 「え……そう、なの?」  ヒラという女の子の―― 「うんうん。ヒラだってそうでしょ?」    互いに相手を探り合う時間になっていた。
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