第二章 物語の始まり

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水戸嶋「了解しました(ポーカーフェイス)」 (こいつらの闇がどこにつながってるのか調べなきゃ・・・・) 芹沢「・・・・・・わかったな?我々は君の手腕に期待しているのだよ、働き次第ではCPOBを復活させてもいいんだからな?」 (何を言うんだ!こいつらのせいで衆院情報活動監視委員会の先生方に気を使ってCPOBが廃止されたというのに。あの時の奴らがその後どういう経歴をたどったか知ってるだろ!?) ・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・じまさん?」 考えに没頭しすぎていたようだ。 とりあえず目の前に意識を戻す。 水戸嶋「・・・・・・・・・・・・」 目の前にいたのは・・・・・ 「お久しぶりです。赤城です。」 水戸嶋「君は、、、、あの時の、、、、、、。」 赤城「はい。その節はお世話になりました。」 かつて帰省した新宮市の浜で偶然見つけた赤城さんであった。軍令部直属になったと聞いたがその後はお互い機密同士の立場、消息すら聞くことはなかったのだが・・・・・ 水戸嶋「そうか君があの時の・・・・・しばらくぶりだが元気そうだね」 赤城「おかげさまで、食事も美味しいですし^^」 (そういえばあの時お腹が減ったって言ってたから飯を食わせてやったんだっけ・・・・・財布が大破したが) 水戸嶋「飛行機野郎同士、仲良く頼むよ」 赤城「こちらこそよろしくお願いします。」 お互い挨拶を済ませたので司令部施設へと向かう。 赤城「そういえばここの施設ってずいぶん広いんですね。民航区画も大きいし、その分防衛戦力が割かれて都市防衛の機能が下がるのではないんですか?」 ふむ、戦略眼も侮れないのか。これならば俺が休憩中だったりした時には代理提督の役割も担わせても大丈夫そうだ。 水戸嶋「たしかにその視点は正しい、がそのくらいのことは想定済みだ。だからこそ施設整備や戦力整備のために予算はいくらでもおりると交渉済みだ。」 赤城「その程度でどうにかなる問題ですか?」 水戸嶋「この場合考えるべきは戦争の本質だな。人類がこの対深海大戦を初めてこの方、反攻作戦は行えたことがない。我々が戦力を整備した後、中長期的には攻勢に転じるにしても、短期的には防衛戦争にならざるをえない。であるからして守るべき対象を集約することで必要戦力を圧縮するという目的があるのさ」
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