第1章

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「真琴ちゃんてば、赤くなって可愛いんだから。ね、硬いのが指先に当たった時は? どうすれば良いかしら」 撃沈していいですか! 綺麗な顔して次から次へと、大胆な質問しないで欲しい 「し、刺激してあ、げる。とか」 「なる程、指をぐりぐり動かして腸を刺激すれば良いのね。ありがとう、参考になったわ」 ・・・・・・どう致しまして 知らなければ気にならなかった 愛美の恋人、二年生徒会書記・鈴木次郎 気取った歩き方をする彼は、早漏だったのか この日、考えたのは ぼくと鈴木次郎のどちらが早漏かってこと そんな風に思って、向上心をもって挑戦してしまった 比べようのない競い合いに 「じゃあ、後ろだけな」 響先生は苦笑したあと、ぼくにズボンだけ脱ぐよう言った ベルトを外し、足元で小さくなったズボンを 物理講義室の椅子にかけ、聞いてみた 「ズボンだけ?」 「愛美に一物はねぇからな」 「あう・・・・・・っ!」 下着の脇から押し込んできた指に、声が漏れ出た 慌てて、鍵をかけてないドアに視線を向け 人の通り過ぎていく影に、動悸が激しくなる 「何だ、もう湿ってるじゃないか。まだ挿れたばかりだぞ」 立っていられなくなって、テーブルに両手を付いた 「マコのココはいい。キュッと締め付け、纏わりついてくる」 「あ! ・・・・・・んんっ」 奥へと侵入する指は、昨夜受け入れた友樹の物と比べ細いのに 広げられていく感覚に、皮膚が粟立っていく 「だめ・・・・・・ね、あはぅ」 このままじゃ、無理 イクのを我慢なんて、出来そうにない 「どんどん濡れていくな。こんなの穿いて午後の授業受けるより、脱いだ方がいい。これは俺が持ち帰り洗ってやるよ」
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