第2章

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「お兄ちゃんのって、ホワイトコーンとか白アスパラみたいで、見てるとお腹空いてきちゃう」 ハア・・・・・・・・・・・・ 大きくなっても「あ、お魚ソーセージだ!」チコに言われて大ショック 押し入れの中に隠れ、しくしく泣いた 身長を伸ばしたいなら牛乳を飲め。と聞いたことあるけど ここは? どうすれば成長するのだろう ほくだって男だ 好きな人を抱いて、悦ばせたい 思春期になれば、胸のない女のような体に筋肉がつき ぼくのここも変化して「凶暴な蛇」とか「魔性の凶器」なんて言われるかも! 夢見た日もあったのに、成長の兆しは一向に訪れてくれない なので、響先生や友樹を「喘がせたい!」ぼくの密かな野望は、お預け状態だ 「さあて、どれにしようかな」 ここの下着は、響先生の好みで揃えてある ピンクや白の“ヒモパン”“スケパン”“網パン”全部、ハイレグ仕様 助平なんだよね、響先生って あ、これ新しいのだ ふんどしタイプの“ゆるパン”これにしよう それにしても、こんなエロい下着をどんな顔して、買ってるんだろう やっぱり、ネット? 店でレジに持ってくのは、勇気いるよね 「うわぁ、何か肌触りからして厭らしい」 歩くたびにソフトタッチの刺激を受け「ああん」甘美な電流が走り抜けていく 履いたばかりなのに、濡らしてしまった 《ピンポーン》 響先生だ ドキドキと胸とアソコを弾ませ、玄関へと向かう 「お帰りなさい」
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