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さて、この場合は非日常と言うべきか?
はたまたいつも通りではないかと感じてしまうのか?
6年前位なら前者だったろう。
だけども、こういった事態に慣れた今では後者だ。
こんな命のやり取りと分かっている状況でも……いや、だからこそ光太郎は冷静さの仮面を被る。
2人には部屋で休むよう告げて、お手洗いに向かう。
トイレに入り、建物に入ってからも置かれていた監視カメラがない事を確認する。
「はあ、ようやくだ」
ここまで来るのに時間をかなり要した。
手早く用件を終わらせる。
「滝川さん、居るよな?」
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