regret

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立ち上がったオレは、彼女からの返事なんて待たずに車のキーをポケットにねじ込み、玄関の扉を開け放つ。 「うん……いいの?」 オレの行動から遅れる事、数秒―― ぐすっと、鼻をすする音と共に短い疑問符。 「当たり前だって。友人が泣いてる時に放って置ける訳ないじゃん」 鼻歌混じりにオレは車を発進させた。
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