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「なぁ、しっかりやれよ...お前ただでさえクソみたいな顔してて気持ち悪いんだから。見てるこっちがお金貰いたいくらいだわ。って、お前の家お金無いんだもんな、僕の家と違ってお金、ないんだもんなーww無いものねだりは良くねぇーか。あー、うん、ムカつくから蹴らせろよ。」
そう言った男の子の足が僕の顔面にアザを作った。
あともう少しで失明するところだったらしい。
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「おーい、アイツが的役やってくれるってー!当てたやつはアイツがジュース奢ってくれるってー!当てられるもんなら当ててみろとか言ってるし、皆マジで当てに行こうーぜ。俺、硬球持ってんだー。オリャ!!」
そんなこと一言も言ってないのに、下校中突然硬球が飛んできた。
後ろが騒がしいな、と思い振り返ると白いボールが見えた。
その時には僕は空を向いて倒れてた。
そして視力が落ちていたからメガネをかけていたがその時には壊れた。
多分、僕は一生メガネをかけることはないだろう。
すぐ壊れるから。
そして額に四針縫う怪我をした。
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「うわっ、なんか臭くね?ヤベーヤベー!超臭ぇーって...ん?あ、お前か。なら納得だわwwお前ん家貧乏だしお風呂は入れねぇーもんなwwおいおい、平民風情が、臭いからこっちよるなよ!」
そう言った男の子が僕を突き飛ばしたせいで階段から落ちた。
落ちていく中、僕は思った。
いや、貧乏は否定しないがお風呂は三日に一回は入れるから、と。
まぁ、夏だったし臭いのは自分でも認める。
その時はあと少しで意識不明か脳に傷がついて障害を抱えることになったらしい。
病院でお風呂に入れてラッキーだった。
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「おい!体育祭で優勝出来なかったのお前のせいだろ!ちゃんと走れよ!おかげでシーラちゃんに振られただろ!このっ、このっ、このっ、平民が調子コキやがって!!」
そんなことは無い。
君がリレーでこけなければ勝ててたよ。
むしろさらし者にするために僕をアンカーを選んでおいてそれはないんじゃないかな?
まぁ、そうは思うけどどちらにせよ優勝は出来なかっただろう。
なんたって隣のクラスには身体能力が凄い勇者くんが居るし。
良くて二位だろう。
はぁー、順調にやれててもこうなっていたか....
その日、僕は何故か大怪我をしなかった。
奇跡。
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